東京ハートリズムクリニック新潟では、不整脈の根本的な改善を目指す治療「カテーテルアブレーション」を行っています。
- 薬を一生飲み続けなければいけないのかと不安
- 病院でアブレーションを勧められたが、迷っている
- 治療の流れや費用のイメージがわかない
- 家族や友人のために情報を集めている
このページでは、こうした疑問や不安をお持ちの方に向けて、治療の進め方、当院の取り組み、費用の目安などをまとめています。
カテーテルアブレーションの基本
そもそもカテーテルアブレーションとは?
不整脈の治療には、主に薬で症状を抑える方法と、不整脈を起こしている部位そのものに処置をする方法があります。
カテーテルアブレーションは後者にあたり、「不整脈そのものを治療する」方法です。
脚の付け根の血管から、カテーテル(細い管)を挿入して心臓まで進めます。
そして、異常な電気信号が出ている部分に熱を加える、または心筋細胞の膜に高電圧の電気パルスを当てることで、不整脈の根本的な改善を目指します。


治療を検討するのはどんなとき?
次のようなケースで、カテーテルアブレーション治療が検討されることがあります。
- 薬を使っても、症状が十分におさまらない
- つらい症状で普段の生活に支障が出ている
- 薬を続けるのが難しい、または長く飲み続けることに負担を感じる
- 発作が起きる回数が増えた、発作が長引くようになった
- 根治治療を行いたい
治療の対象になるかどうかは、不整脈のタイプや身体の状態などによって変わります。
診察では、まず医師が治療が必要かどうかも含めてご説明しますので、相談しながら決めていきましょう。
※患者さまの状態によっては、ほかの治療法をご提案する場合もあります。
カテーテルアブレーションで期待できる効果


※治療の効果には個人差があります。
- 発作やつらい症状が和らぐ
- 心房細動による脳梗塞・心不全といった重い病気のリスクを下げる
- 通院や薬を飲む負担が軽くなる
※治療の効果には個人差があります。
当院のカテーテルアブレーション治療
当院では、治療に伴う痛みや不快感など、体への負担をできる限り少なくすることを心がけています。
また、退院後の経過観察まで、担当医とスタッフが長くサポートします。
患者さまの負担や痛みを減らす取り組み
[カテーテルアブレーション治療前]
- 点滴の痛み
点滴を行う前に、麻酔成分を含む「ペンレステープ」を貼り、針を刺すときの痛みをやわらげます。 - 経食道心エコーは原則不使用
心房細動の治療前に心臓内の血栓を調べる「経食道心エコー」は、口から機器を入れる検査のため、苦痛を感じる方もいます。当院では原則として、体への負担が少ない「造影CT」で血栓の有無を確認しています。
※患者さまの状態によって必要と判断した場合は、経食道心エコーを行うことがあります。
[治療中]
- 全身麻酔
当院では、原則として全身麻酔でカテーテルアブレーション治療を行います。
眠っている間に治療が進むため痛みを感じません。
また呼吸による心臓の上下運動が安定するため、カテーテルと心筋の接触も安定して効率よく治療を進められます。
※患者さまの状態により、全身麻酔を使用できない場合があります。


[治療後]
- 止血には専用の機器を使用
カテーテルを挿入した脚の付け根は、専用の「止血デバイス」で止血します。
それによって、歩けるようになるまでの時間が短くなるほか、長時間の安静による腰痛をやわらげる効果が期待できます。 - 尿道カテーテル不使用
排尿のために尿道から膀胱へ入れる「尿道カテーテル」は、痛みや不快感があるため、特に男性の患者さまには使用しません。 - 安静時の腰痛を防ぐ
止血デバイスを使い、尿道カテーテルを使わないことで、治療後に安静が必要な時間をできるだけ短くしています。
「治療をしたら終わり」ではありません

カテーテルアブレーションは、治療後も定期的に通院し、経過を確認していくことが大切です。
当院では、退院後は2~5年にわたって定期的に経過観察を行います。
気になることがあれば、主治医がお話を伺いますので、どんなささいなことでも遠慮なくご相談ください。
心電図解析については[こちら]
「まだカテーテルアブレーション治療を受けるべきかわからない」という方も
お気軽にご相談ください。
「まだカテーテルアブレーション治療を受けるべきかわからない」という方も、お気軽にご相談ください。
治療実績
東京ハートリズムクリニックグループは、カテーテルアブレーション治療の実績を公開しています。
治療件数
カテーテルアブレーション手術件数(累計)

※2016年9月26日開院~2025年12月31日 ※世田谷本院と羽田院の実績を合計した数値となります。
| 症例 | 2016年 9月26日~ |
2017年 | 2018年 | 2019年 | 2020年 | 2021年 | 2022年 | 2023年 | 2024年 | 2025年 | 累計 | ||
| 総カテーテルアブレーション件数 | 61 | 332 | 383 | 480 | 449 | 421 | 472 | 514 | 558 | 686 | 4,356 | ||
| 心房細動 | |||||||||||||
| 発作性心房細動(Paf) | 33 | 157 | 175 | 234 | 231 | 201 | 231 | 229 | 266 | 368 | 2,115 | ||
| 持続性心房細動(Pef) | 3 | 35 | 49 | 60 | 55 | 60 | 74 | 107 | 107 | 138 | 688 | ||
| 慢性心房細動(Caf) | 16 | 69 | 94 | 92 | 69 | 55 | 61 | 46 | 53 | 50 | 605 | ||
| 心房粗動(AFL) | 5 | 36 | 18 | 27 | 13 | 19 | 24 | 23 | 25 | 30 | 220 | ||
| 発作性上室性頻拍(PSVT) | 4 | 19 | 28 | 42 | 36 | 41 | 49 | 69 | 64 | 60 | 412 | ||
| 心房頻拍(AT) | – | 4 | 3 | 7 | 13 | 13 | 13 | 10 | 10 | 11 | 84 | ||
| 心室頻拍/心室性期外収縮(VPC) | – | 11 | 16 | 16 | 32 | 32 | 19 | 30 | 33 | 39 | 228 | ||
| 心臓電気生理検査(電気ショック : DC) | – | 1 | – | 2 | – | – | 1 | – | – | – | 4 | ||
| 不整脈植込みデバイス | |||||||||||||
| ペースメーカ植込み | 2 | 5 | 8 | 3 | 10 | 13 | 21 | 16 | 5 | 14 | 97 | ||
| 植込み型ループレコーダ(ILR) | 1 | 2 | 6 | 3 | 2 | 6 | 8 | 5 | – | – | 33 | ||
| 冠動脈造影検査(CAG) | 1 | 4 | – | – | – | 9 | 13 | 6 | – | – | 33 | ||
| 経皮的冠動脈形成術(PCI) | 1 | 5 | – | – | – | 2 | 2 | – | – | – | 10 | ||
年齢・男女比
年齢割合

2016年9月26日~2025年12月31日のグループ累計
男女比率

初診から退院までの流れ
初診のご予約
Webまたはお電話でご予約いただけます。
紹介状がなくても受診が可能で、選定療養費はかかりません。
紹介状や他院での検査データをお持ちの方は、ご持参ください。
診察・検査・治療方針の決定
不整脈の専門医がこれまでの症状や経過をうかがいます。
当院では、お一人おひとりに合わせた検査を迅速に行えるよう体制を整えています。
状態に合わせて必要な検査を行い、最短で初診当日に結果の説明をします。
結果をもとに、治療の選択肢についてご説明します。ご自身が納得できる方法を、医師と一緒に選んでいきましょう。

入院・カテーテルアブレーション
カテーテルアブレーション治療を行うことになった場合は、できるだけご希望に添えるよう治療日を調整します。
カテーテルアブレーションの入院期間は3泊4日が基本です。
体の状態や体力によって変わることがあります。
治療当日
麻酔を行い、治療は1~2時間ほどで終わります。
※患者さまの状態により個人差があります。
使用する機器
- 3次元マッピングシステム
心臓の内部を立体的に映し出すシステムです。カテーテルの位置・押し当てる角度や、一人ひとり異なる心臓の形を画面で確かめながら治療を進めます。 - アンギオグラフィシステム
血管に造影剤を入れながらX線で撮影する装置です。治療中に血管の形や分布を確認することができます。

当院では3次元マッピングシステムを中心に使うことで、被ばく線量をできる限り抑えています。
治療が終わったら安静にし、まずは上半身を起こすところから、少しずつ体を動かしていきます。
治療翌日
朝から歩行を開始します。
専門の検査技師が、エコーで心臓のまわりとカテーテルを入れた脚の付け根(鼠径部)に異常がないかを確認します。
治療した部分のまわりに一時的な炎症が起き、微熱や胸の違和感が出ることがあります。
気になる症状があれば、遠慮なくスタッフにお声がけください。
退院・経過観察
治療後の検査で異常がないかを確認し、 退院となります。
デスクワークの方は、退院から2~3日で仕事に復帰されるケースが多くみられます。
※回復のペースは、体の状態や仕事内容によって異なります。
退院後の経過観察も、担当医とスタッフが引き続きサポートします。
カテーテルアブレーションにかかる費用
カテーテルアブレーションは健康保険の対象で、国からの補助を受けられる「高額療養費制度」も利用できます。ご自身の負担額の目安は、シミュレーターで確認できます。
自己負担額チェック
- 年齢と年収を選ぶと、1か月(1日~月末)の間に手術を行った際に支払う自己負担上限額の目安が確認できます。
- このシミュレーションは現行制度をもとにした概算表示です。実際の自己負担額・支給額を保証するものではありません。
選択内容
あなたの年齢を選択してください
あなたの年収を選択してください
シミュレーション結果
あなたの自己負担額の目安
–円
- このシミュレーションは、当院での手術費用、基本検査費、3泊4日の入院費用を含めた目安額です。入院時に掛かる食事代や差額ベッド代など、保険適用外の費用はこの計算には含まれません。
- このシミュレーションは現行制度をもとにした概算表示です。医療費の総額や、国の制度改定によって、上限額が変動する場合があり、実際の自己負担額・支給額を保証するものではありません。
- 高額療養費制度は月単位(1日〜月末)で計算されるため、手術や入院が月をまたぐと自己負担額が高くなる場合があります。
- より詳しい金額や手続きについて確認したい方は、医療機関の窓口(またはご加入の健康保険組合や市区町村の窓口)にてご確認ください。
- 2027年8月に月額負担上限額の改定が予定されています。詳しくは厚生労働省の公式HPをご確認ください。
参考)高額療養費制度を利用される皆さまへ(厚生労働省保険局)
よくある質問
紹介状や他院の検査データがなくてもカテーテルアブレーション治療を受けられますか。
はい、可能です。カテーテルアブレーション治療が適しているかどうかも含めて、不整脈の専門医が丁寧に診察しますので、まずはお気軽にご相談ください。
紹介状や他院での検査データをお持ちの場合は、ご持参いただくとスムーズに診察することができます。
その他の質問は[こちら]
カテーテルアブレーション治療をご検討のみなさまへ
カテーテルアブレーション治療を受けるよう、無理に促すことはありません。
体の状態はもちろん、生活のしかたや治療へのお気持ちも、患者さまによって異なります。
医師と一緒に納得のいく治療を選んでいきましょう。
※治療には、効果が期待できる一方で、リスクや合併症があります。患者さまの状態や治療内容に応じて、診察時に医師が詳細を説明いたします。